股関節の人工関節置換術を受けました　～その①　なぜ５１歳の僕が人工関節にしなければならなかったのか？

こんにちは。

『本当に正しい事を世の中に』

大阪市旭区　しおかわ鍼灸接骨治療院の塩川です。

 

 

こんにちは。

 

『本当に正しいことを世の中に』

 

大阪市旭区・しおかわ鍼灸接骨治療院　院長の塩川です。

 

＊＊＊

 

先日、股関節を人工関節にする手術を受けたのですが、

 

これから股関節の置換術を受けられる方や、受けようかどうか迷っている方の為に、

僕が股関節の人工関節の置換術を受けた実際の一連の流れを覚えている限り紹介してゆきたいと思います。

 

 

これから股関節の人工関節の置換術を受けられる方、置換術を受けようか迷っておられる方が、

 

「股関節の人工関節置換の手術って、実際はそんな感じなのかー」

 

と、少しでも理解を深めて頂き、

不安が少しでも少なくなったり、受けるか受けないかの判断の材料にして頂いたり、受ける前の準備に活用したり、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

まず、今回は、

 

僕が股関節の置換術を受けることになった経緯についてお話しします。

 

 

◆なぜこの年齢（５１歳）で置換術を受けることになったのか？

 

人工関節の置換術というと、

 

だいたい７０歳～８０歳くらいの方が受けるもの

 

という印象があると思います。

 

実際に僕もそういった認識でした。

 

 

では、

なぜ５１歳の僕が置換術を受けるくらい股関節が傷んでしまったのか？

 

それは、

 

 

１８歳の時のバイク事故での骨折の影響です。

 

１８歳の時にバイクでトラックの横っ腹に突っ込み、大きなケガをしました。

内臓破裂・骨盤骨折・左大腿骨頸部骨折・右大腿骨骨幹部開放骨折というかなり大変なケガで、

 

入院７か月で手術を４回受けました。

 

 

他にも中学生の時にスキーで左の脛骨・腓骨の両骨骨折をしておりますし、

 

２４歳の時にはスノボで左の距骨外側突起の骨折もしております。

 

これだけいろいろとケガをすると体のバランスはめちゃくちゃになりますし、

 

バランスが崩れた状態で長い年月を過ごしていると、いろいろな関節に変な負担がかかり続けるものなのです。

中

 

でも股関節の変形を進めた一番大きな原因は、バイクの事故の時の

 

左の大腿骨の頸部骨折です。

 

◆大腿骨頸部骨折とは？

 

大腿骨頸部骨折とは、大腿骨の上の方の丸い骨頭の下のくびれた部分（頸部）の骨折の事です。

 

こんな感じで折れました

 

で、

 

こんな感じにピンを入れて骨折部を固定する手術を受けました。

（ボルトは骨がくっついた１年後くらいに手術で抜きました。）

 

 

約３ヶ月で無事に骨はくっつき全体重をかけて歩けるようになりました。

 

が、、、、

 

 

◆骨折がその後の関節に当たる影響

 

一般の方は、骨折というのは

 

骨がくっつけば完治

 

という認識かもしれませんが、

 

そうではありません。

 

 

 

たしかに時間が経てば骨はくっつきます。

 

が、大腿骨の全体的な形がもともとの形とはちょっと違った形でくっついてしまうのです。

 

 

例えば、骨折部が噛みこむので、

もともとの形より骨が少し短くなってしまったり（短縮転位）

 

骨の上の部分の傾きの角度が少し変わってしまったり（頚体角）

 

大腿骨を上から見た時の骨頭の部分のねじれの角度が変わってしまったり（前捻角）

 

という感じです。

 

 

僕の場合もこの３つともが崩れてしまい、

 

骨はくっつきましたが、

右脚より左脚の方が約２センチ短い状態でしたし、

 

右脚に比べ左脚のほうが１０度ほど外を向いていました。

 

 

すると、どんなことが起こるのか？

 

股関節での骨と骨のあたる角度が少し変わってしまうんです。

 

関節の角度が少しおかしな角度になってしまうということです。

 

「少しおかしな角度」なので、短期的には大きな問題は出てきません。

 

手術から２５年くらいは歩き方がちょっとおかしいですが、まったく痛みはありませんでした。

 

が、骨と骨のあたる角度が少しおかしい状態で、毎日の生活をしていると、

 

関節に少し異常な負担が毎日かかり続けるのです。

 

これが、関節の変形を進めてゆく一番の原因です。

 

 

オペ後２５年はテニスをしたり、マラソンをしたり、ダンスをしたり、結構アクティブにいろいろな事をやってきました。

 

が、４０歳を超えたあたりから少しずつ痛みがでてきて、

 

５０歳を超えたころから急に痛みがどんどんと強くなっていき、階段の上り降りが痛くてできなくなってきました。

（膝も同じように痛くなってきたのですが、今回は股関節の事にしぼって書かせて頂きます）

 

 

で、自分の感覚的に

 

『あー、これは結構変形が進んでるやろなー』

『人工関節の適応くらい傷んでるやろなー』

 

とは思っていましたが、認めたくなくて、整形を受診せずに逃げていました。

 

 

が、いよいよ痛みが強くなってきて、日常生活にもかなりの支障が出てくるようになってきました。

 

「そろそろ年貢の納め時か、、、」

 

と、覚悟をして、整形外科を受診してみました。

 

 

◆僕の股関節はどれくらい傷んでいたのか？

 

 

近くの整形外科を受診し、レントゲンを撮影しました。

 

 

こんな感じにかなり傷んでしまっておりました。

 

左右の画像を比べると違いが分かりやすいとおもいます。

 

↑健側（痛くないほう）

 

↑患側（今回オペをしたほう）

 

いかがですか？

 

上の画像が痛くない側（一般的な５１歳の股関節）で、

下の画像が今回手術をした方の股関節です。

 

素人目に見てもかなり傷んでいるのは分かるのではないでしょうか？

 

 

ドクターの見解も案の定

 

「人工関節適応ですね。。。」

 

やっぱりかぁ。。。

 

そうですよね？？

 

自分でもおそらくこんな感じだろうという予想はしていましたけど。。

 

 

この年齢で人工関節はさすがにイヤだなぁ。。。

 

なかなか決心ができず、手術を受ける事を決心するのに、ここから２年ほどかかりました。。。。。

 

患者さんには、

 

『最近の人工関節はすごくいいので、早めにオペした方がいいですよー』

 

とか言うくせに、自分の事となるとなかなか決心がつかないものです。。

 

 

そして、２年後、ようやく決心をして手術を受けることになります。

 

 

今回はここまでにしておきます。

 

次回からは、実際に手術を受けるまでにおこなったことなどを順番に説明してゆきますね。

最後までお読みいただきありがとうございました！

 

 

次の記事👇

股関節の人工関節置換術を受けました　～その②　病院選びからオペ日の決定まで

 

股関節が人工関節になる前に、

『なんかやっておかないといけない事はないかなー？』

と思って、

日本一のバンジージャンプを飛んできました

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